2025年の秋、ひさしぶりに登山靴に足を通した。一年以上ぶりだった。「もう前みたいには登らないかもな」──そう思っていたはずなのに、下山する頃には、もう次に行く山のことを考えていた。
ああ、これだ。抜け出せないやつだ。
はじめまして。神奈川県を拠点に山を歩いている、FUJIKUNXと申します。こちらのブログでは YAMA SWAMPMAN(ヤマ・スワンプマン) と名乗らせていただきます。直訳すれば「山沼男」。山にハマって、抜け出せなくなった(抜け出せなくなりそうな)人間のことです。そう、わたしです。
一度は抜けたのに、また沈んだ
山を始めたのは大学生のとき。富士山に登り、大台ヶ原を歩き、金剛山、比叡山、琴平山……と、気づけばあちこちの山に足を運んでいました。
ところが、あるとき生活の変化で慌ただしい時期が重なり、一年以上、山から完全に離れてしまいました。道具は押し入れの奥へ。「山、好きだったな」と過去形で思い出すくらいには、遠ざかっていました。
それが2025年の秋、ふと思い立って、また山に戻ってきた。たった一座、金時山に登っただけ。なのに、すっかり元通りです。むしろブランクのぶんだけ渇いていたのか、前より深くハマっている自覚すらあります。
中毒というのは、こういうものらしい。一度やめても、戻ってきたら、魅力を再認識して、もっとひどくなる。
なぜ「山沼の住人」なのか
「沼」という言葉を使うのは、山が私にとって、もう趣味というより 抜け出せない場所 になりつつあるからです。
ほぼ無意識にYAMAPで山を探している、山域の天気予報を見てしまう。ザック、テントを調べている。山頂そのものより、「次はどの山に行こうか」と考えている時間がいちばん長い。──これはもう、住んでいる。沼に。
しかも私の沼は、ひとつではありません。山にハマると同時に、カメラにもどっぷり浸かってしまいました。FUJIFILM X-E5を購入して以来、こちらも立派な沼。山とカメラ、ふたつの沼を行ったり来たりしているのが、今の私です。
このブログに書くこと
YAMA SWAMPMAN に残していくのは、大きく2つです。
1. 山行記録
実際に歩いたコース、コースタイム、アクセス、季節ごとの見どころ。低山から、2000m級の山々の記録です。きれいごとだけでなく、しんどかった登りや失敗も正直に書きます。
少なくとも月に1度は山に出掛けたい。
2. カメラ・写真(X-E5) 登山に持ち出すカメラの話、自分で詰めたフィルムシミュレーションのレシピ、山で写真を撮るときの工夫など。結局は「いい一枚を残したい」が動機の半分だったりします。
山の話と、ときどきカメラの話。バラバラに見えて、「ハマって抜け出せないもの」でつながっています。
いま目指しているのは、アルプスのどこかでテント泊
今のところの目標は、アルプスでのテント泊。具体的には、常念岳から蝶ヶ岳へと稜線を歩いてみたい。
正直、今の私にはまだ早い気がしている。装備だって一度、売却している。だから近所の低山で足を慣らし、丹沢で練習をして、少しずつ体を標高に慣らしていく。装備を増やし、麓から一歩ずつ、沈むように登っていく。その途中経過を、このブログにそのまま残していくつもりです。
「山屋」と胸を張れるほど立派な登山者では、まだありません。だから今は SWAMPMAN(沼の住人) くらいがちょうどいい。いつかこの "未満" が取れる日まで、記録を積み上げていきます。
ようこそ、山沼へ
というわけで、ここは山と写真の沼の記録です。読んでいるうちに、あなたも少し足を取られるかもしれません。
──抜け出す気は、こちらもありません。どうぞ、ゆっくり沈んでいってください。