
2025年の秋、一年以上ぶりに登山靴に足を通したときは、正直、ここまで“沼る”とは思っていませんでした。
金時山の短いコースでヒイヒイ言っていた半年前の自分が、いまでは大倉尾根(通称:バカ尾根)を登り、百名山を数え、「いつかアルプスでテント泊」なんて口走っている。——一度ここで立ち止まって、歩いてきた道を振り返ってみます。この記事は、ブログ「YAMA SWAMPMAN」の地図のようなもの。はじめて来てくれた方は、気になる山の名前から、どこへでも飛んでみてください。
- はじまりは、一足の登山靴から
- 成長の地図:低山 → 稜線 → 耐久 → 鍛錬
- 半年で、変わったこと(体力より、山の見方)
- もうひとつの沼:カメラ(X-E5)
- 数字で見る、この半年
- 次の目標:蛭ヶ岳、そしてアルプスへ
はじまりは、一足の登山靴から
すべては、登山を再び始めたところから。なぜこのブログを始めたのか、何を書いていくのかは、ここにまとめています。
そして“再開の一座”が、金時山。半年前の、ビビりながらの第一歩です。
成長の地図:低山 → 稜線 → 耐久 → 鍛錬
振り返ると、歩いてきた山は、きれいに“階段”になっていました。
① 足慣らしの低山 まずは身近な山で、歩く感覚を取り戻すところから。高尾エリアの縦走で、少しずつ距離に慣れていきました。
② 花と、季節を追いかける 山は登るだけじゃない。一年のこの時期、一日だけ咲く花に会いに行く——そんな楽しみも覚えました。
③ 稜線と高度感(アルプスが見えてきた) 晴れた稜線から、富士山と南アルプスを一望。ここで初めて「アルプスに近づいてきた」という手応えを掴みました。
④ 耐久・ロング歩き 低山だと油断したら、19kmの修行。8座を縦走して、「もっと荷物を背負いたい」とアルプスを意識し始めた回です。
⑤ 鍛錬と、百名山の奥深さ そして現在地が、丹沢主脈。アルプス前の鍛錬の定番“バカ尾根”を登り、ガスで何も見えないなかで、それでも百名山の格を感じた一日。
番外編:雨の日も、山 晴れの日ばかりじゃない。雨に降られて眺望ゼロ、それでも味のあった一日も。
半年で、変わったこと(体力より、山の見方)
歩ける距離や登れる標高が伸びたのは、数字を見れば一目瞭然です。でも、自分でいちばん変わったと思うのは、たぶん山の見方のほうでした。
最初は「ちゃんと登れるかな」と不安ばかりだったのが、いつのまにか低山の縦走を“トレーニング”として眺めるようになった。富士山がドーンと見える日に感動する一方で、ガスで何も見えない丹沢でも「来てよかった」と思えるようになった。展望がすべてじゃないと気づけたのは、われながら少し大人になった気がしています。
——まあ、その分しっかり“沼”にもハマったわけですが。
もうひとつの沼:カメラ(X-E5)
このブログのもう一本の柱が、写真です。山に持ち込む相棒は、FUJIFILMのX-E5。晴れた大菩薩では迷わず担いでいき、天気の悪い大山では泣く泣く家に置いていく——カメラとの距離感も、山と一緒に少しずつ掴んできました。なぜ登山にこのカメラなのか、どんなレンズで悩んだのか。“カメラ沼”のほうも、しっかり記録しています。
数字で見る、この半年
| 項目 | 実績 | 到達点・対象 |
|---|---|---|
| 記事にした山行 | 7本 | 金時山 〜 丹沢山 |
| 日本百名山 | 通算4座 | 富士山・大台ヶ原・大菩薩嶺・丹沢山 |
| 最長歩行距離 | 19.6km | 丹沢山(大倉ピストン) |
| 最大累積標高 | +1,776m | 丹沢山 |
| 最高到達点 | 2,057m | 大菩薩嶺 |
※富士山・大台ヶ原は、再開より前に登った2座です。
※蛭ヶ岳の記録は近日公開
金時山でヒイヒイ言っていた頃を思えば、ずいぶん遠くまで歩いてきました。脚は、ちゃんとできてきたみたいです。とはいえ、まだ日帰りの低山・中級どまり。アルプスは、いまだ写真で眺めるばかりです。
次の目標:蛭ヶ岳、そしてアルプスへ
地図はまだ、途中までしか描けていません。
まず近いところでは、丹沢山の先に控える神奈川県最高峰・蛭ヶ岳。主脈の“最終ボス”は、まだ先!!だったのですが、ついこの間、ピークハントしてきました。(次の記事の予定です)
そして、その先に見据えているのが、いつかのアルプスのテント泊(常念岳〜蝶ヶ岳あたりを夢見ています)。
課題もはっきりしています。登りは掴めてきたけれど、下りはまだ下手。長い下りで脚をやられない歩き方を、これから身につけていかないと。
——半年でこれだけ沼ったのだから、この先もきっと、抜け出せません。次にこの地図が更新されるのは、どの山だろう。やっぱり、沼です。これからも、どうぞよろしく。